目は口ほどに物を言う

目は口ほどに物を言う

目は口ほどに物を言うとはまったく、昔の人は良い言葉を遺すものだ。

大体、目を見れば分かる。

謀士ならばその目は「謀士」の目をしているし、俗物ならばその目ははっきりと「俗物」を宣しているものである。

それは目が、外に向かって突き出た脳の一部であるから、赤裸な器官であることを免れえない。

そうと知れば、目を見て相手が何者かが分からぬようでは、おのれの脳が半睡状態であると知り、叱咤しなければならないだろう。そしてそうした者の目もまた、ぼんやりとした、濁水のような目をしているものだ。

人は外見によらぬものではあるが、およそ目は見かけどおりである。「目利き」とはこれまた、昔の人は良い言葉を遺すものだ。