アシスタントの愚

アシスタントの愚

私はテレビもラジオも持たないが、たまにネットを介してそれらの情報に触れる時、大抵、メインのキャスターの傍らにいるアシスタントは女性で、しかも内容がシリアスなことであっても終始微笑を湛えたまま、無知で頓馬なことばかりいう役付けを目にする。

その理由はおそらく大したことはない。それはマス・メディアの版型であり商法であり、大衆知の象徴でありシンパシーの象徴である。あるいは視聴者の、とくに男性の庸俗においては視界のすべてで性感の欠片を探り杖のごとく求めることから視聴率のためでもあろう。

女性は、なぜこうした女性の扱い、役付けに腹を立てないのか。こんなありさまだからマス・メディアは論壇としてはどこまでも三流でしかないし、そこで語られる有事の危機なども傾眠の譫言でしかなくなる。

そうしてマス・メディアはすべてを茶化しの次元へと葬り去る。