202X サバイバー

202X年
ガチサバイバルが本格化!?

年も明け2019年、私はテレビを持っていないのでわからないのだけれども、地上波では来年に迫ったオリンピックの喧伝が行われているのだろうか。 それにしても、私にとって、これほどまでに蚊帳の外のオリンピックは今までになかった気がする。年齢やら心境の変化もあるだろう。 「自分にとって効果のあるものないもの」のフィルタリングは随分と熟れて、興味の湧かないものは視界に入っても記憶しないほどになった。 最初は単に年をとって焼きがまわったかとも思ったが、そうではなく、老獪というと印象がちょっとわるいけれども、長く生きた分、人生が残り少なくなった分、自分の持ち時間とその使い途が精確に、あるいはシビアになった。 なのでもしかすると、ネットでもばんばん流れているオリンピックの広告が記憶にないだけなのかもしれない。

20代の頃想像していた40代とはちがう現実を今、生きている。 それこそ20代の頃の想定では、20年先ともなれば上司の2人に1人ぐらいは耳の尖った宇宙人で、満員電車や渋滞なんてセピア調の歴史、SFのような世界を歩んでいるはず、だった。 しかし現実はちがう。 今年も年末に年越し蕎麦をすすった。20年前と何も変わっていないことだらけだ。 おまけに検索で「格差」と入れれば「社会」と言葉が繋がるほど、お金やら生活について「やんごとなきこと」がてんこもりの社会になっている。 今はまだ「格差社会」という言葉で片付けられている状況も、やがて新しい言葉が必要になるのではないかと思う。 それは「やんごとなき課題」がてんこもりのまま、一向に減る気配がないからだ。 これはつまりあれだ。 「サバイバル能力が必修」の方向に向かっているのかもしれない。 20代の頃の想定では「UFOの操縦が必修」だったのが、えらいちがいだ。

202X年
サバイバルはキーワードになる!?

今の格差社会を表したピラミッドをよく見かけるけれど、私が描くなら下のような妙ちくりんなピラミッド?になる。 この方が実際的ではないだろうか。
「ラピュタを目指すよ!父さん!」
「いや、残念だがラピュタは金持ちしか行けない場所なんだ。おまえはおまえの領分で幸せを求めろ」
「……父さん?」
頂点はもはや宙に浮いて、階段も梯子も外されたような状態に思える。 ほとんど映画『エリジウム』の世界だ。
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アニメや映画ならまだ良いが、格差社会のメタファーとしてこいつはきつい。 「ピラミッドの土台側」で生きて行こうという人間にとって、この状態の攻略はなかなかの「挑戦」になる。 そして私もその挑戦者の一人だ。 ピラミッドのエレベーターや階段が使えなくなったのなら、発想を根本から変える必要がある。そもそも常識として目指すものとされている「上」ではなくより良い「下」も視野に入れるべきだと考える。

無策に上を目指すというのは、「蝋で固めた鳥の羽」で飛び立ったものの、帰らぬ人となった「イカロス」の二の舞になるやもしれない。 「勇気ひとつ」では厳しい。勇気+αが必要だろう。 それはもしかすると「ユーモア」だったり「エキセントリック」な何か。 正攻法ではない、クソ真面目ではない、異次元的発想。 上下左右斜めに視点を広げ、ピラミッドの外側にも目を向け、スフィンクスの背中にテントを張るような、より実現可能性の高い目標へ活路を見出すほうが、手持ちの羽も命も落としたイカロスより、サバイバーとしてはランクが上だと言えよう。
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競争社会が格差社会を生み、格差社会はやがて「過酷社会」へとなっていくのであれば、格差社会のうちに虫でも食えるようになっておいて損はないのかもしれない。 まさにサバイバル能力。観念のOSを丸ごと変える。 私が持っている英検4級など、クソの役にも立たないのは確実だ。

ディスカバリーチャンネルのサバイバー、
エドとベアに学ぶ

最近私が観たYouTubeで最も視聴時間が長かったのは『ディスカバリーチャンネル』のサバイバル・コンテンツ。 「エド」と「ベア」というタフガイ2人の映像は単なる暇つぶしの視聴ではなく、先述のような観点からけっこう参考にさせてもらった。 甲虫王者のカブトムシは、実は生で食える貴重なタンパク源のようだ。これはためになった。 サバイバルは歯が命。

それより何より最も重要なことは「サバイバルの本質」だ。何事においても「本質」ほど重要なものはない。 その「本質」とは、ずばり「環境を読み解き、深く理解し、抗わず受け入れ、創意工夫し利用すること」のようだ。 日本は彼らが挑戦したようなジャングルや砂漠ではないから揃える道具もアイデアも違うものにはなるが、この「本質」はそっくりそのまま変わらない普遍的なものだと感じる。

今、そしてこれからの日本はお察しのとおり、「高齢化」に「超」が付いた「超高齢化」が進み、「AI」をはじめとする「人手」から「自動化」へ、そして「労働」という基盤が脆くなり、それに代わる「活動」が必要になってくるだろう。 エドなら、ベアなら、この「コンクリート・ジャングル」で何をどう「まるかじり」するのか。 それを想像しながら、リサーチしながら、日々「攻略人生」を楽しもうと思う。 そういえば動画でこうも言っていた。 「自分を保つこと。ネガティブになれば状況はもっとわるくなる。ポジティブに受け入れ、常に感謝を忘れないこと」

そう考えるとなんだか「HARD MODE」でゲームを始める時の、あのアドレナリンが出る感じ、わくわく感が出てくるのは私だけだろうか。 やれるだけやってみよう。楽しみながら。 HARD MODE をクリアした時の快感がひとしおなのは、ゲームでもうわかっている。

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